日本トルコ女性交流会 TURKISH JAPANESE WOMAN ASSOCIATION

Apr26

日本で活動を行うさくらーれ・日本トルコ女性交流会は、スーフィー・シンポジウムを開催しました。
 シンポジウムで講演を行ったスコットランドの作家・研究者エハン・デラヴィ氏は、メヴラーナを知らないままに終わる人生は、生きなかったも同然であると語りました。メヴラーナに関する本を日本語に翻訳した西田今日子さんは、メヴラーナを単に詩人と見なすことは不十分であると語りました。
 日本で、トルコ人・日本人の女性が2007年に設立したさくらーれ・日本トルコ文化交流会は、スーフィー・シンポジウムを開催しました。多くの参加者を得たプログラムに出席した専門家は、メヴラーナの文学的な側面からスーフィー的な側面まで様々な観点から講演を行いました。東京大学教授・杉田英明氏はメヴラーナに関する様々な事柄については講演をされました。メヴラーナという名前の由来を説明され、どの国でどのような名前で呼ばれているかを教えてくださいました。講演の中で短いアニメも紹介された杉田教授は、イマーム・ガザーリとメヴラーナの違いについても言及されました。同じく東京大学教授・竹下正孝氏は、スーフィズムについて講演をされました。スーフィズムについて、日本文化には相当するものがないことを説明された竹下教授は、スーフィズムには4つの時期があると示され、それらの詳細を説明されました。

メヴラーナはイスラーム学者だった
 スコットランドの作家エハン・デラヴィ氏はメヴラーナの文学的な側面について話されました。18歳で祖国を離れインドへの旅に出たことを語るデラヴィ氏は、この旅の際にトルコ、アフガニスタン、イラン、パキスタンを訪問したこと、後にこれらの国に再び行ったことを話されました。ご自身にメヴラーナを紹介したのがアメリカ人の詩人コールマン・バークスであると語るデラヴィ氏は、バークスがメヴラーナの詩を、現代の人々でも理解できるようシンプルな形で翻訳したことについても言及されました。アメリカでは、1冊の本が5万部売れれば「よく売れた」と見なされるのに対し、メヴラーナの本は100万部売れたことも指摘されました。

「この関心はどこからもたらされるのでしょう?」と問いかけたデラヴィ氏は、「なぜなら現代の人々は、心を忘れ、すべてが物質で成り立っていると考え、精神的なものを脇にのけた形だからです。メヴラーナは私たちにその存在を思い出させ、私たち自身の心の中へ旅していくことを教えてくれるのです」と語りました。デラヴィ氏は、日本ではメヴラーナがあまりよく知られていないことについて「非常に残念なことだ」と語りました。デラヴィ氏は、「メヴラーナを知らずに死ぬことは、人生を無駄に過ごすことのようだ」と表現しました。またメヴラーナが全ての人を受け入れたことを指摘しました。
 メヴラーナについての本を日本語に翻訳した西田今日子氏は、メヴラーナはただ詩人と見なされるべきではないと指摘しました。「彼はイスラーム学者でした。このことを認識せずに彼の作品をただ詩集として読むと、本来理解されるべきことが理解されません」と語られました。

 プログラムでは、トルコ文化センターでサズを教えている大平清氏も何曲か披露されました。さらに「眼覚めよ、我が目」を歌われました。

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